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オーストラリアの政治
  (1)議会制度
  連邦議会は二院制で、そこの第1党の党首が首相となって組閣し、 内閣は議会にのみ責任を負うという議員内閣制が採用されている。
  下院の定数は148人で、任期は3年で、小選挙区制が採用されている。下院は国民代表府としての性格が強いため、各選挙区の1票の比重がほぼ等しくなるように区割りされている。現在は96年3月以来、自由党率いるハワードが国民党等と連立して、政権を保持している。
 一方、上院は州代表府としての機能を担うとされ、各州一律12議席が割り当てられ、首都特別地域と北部準州には各2議席の合 計76議席で構成されており、3年毎に半数が改選される。
  州権を擁護するため、上院の権限は強く、予算発議権と首相の選出権を除いては、下院と同等の権限を与えられている。
(2)立憲君主制

 1901年に制定された憲法では、すべての執行権は、英連邦の一員として元首である英国女王の名代である連邦総督に帰属すると定めている。
  憲法では、首相や内閣に関する規定はまったく定められておらず、慣例的に連邦総督は、首相を任命し、その首相の助言に従って執行権を行使するものとされている。
  実質的には、行政の執行権は、首相にあるが、憲法理論的には、連邦総督は、その独断で閣僚を罷免したり、議会を解散できる権限を持っていることになる。
  実際、1975年11月には、カー連邦総督が、突然労働党のウィットラム首相を罷免し、上下両院を解散するという前代未聞の事件が起こった。
  選挙の結果、労働党が大敗し、カー連邦総督の判断は一応支持された形となったが、大きな波紋を残し、その後、立憲君主制廃止、共和制移行論が高まることとなった。 

(3)連邦制

 オーストラリアは連邦制を採用していることから、各州にも議会と政府が存在している。
  連邦議会による立法作業の対象となるのは、外交・国防・貿易・移民・通貨などの分野に限定されており、州内の経済活動・警察・教育・開発事業・農業・保健などは州の権限に属する。
  一応は、色分けはされているが、時として、連邦政府と州政府との間で衝突が起きることもあり、こうした衝突は連邦高等裁判所に持ち込まれることとなる。

<連邦政府閣僚名簿(閣内大臣)> 

担当

氏名

首相

ジョン・ハワード

副首相兼貿易大臣

ティム・フィッシャー

外務大臣

アレグザンダー・ダウナー

大蔵大臣

ピーター・コステロ

運輸・地域支援大臣

ジョン・アンダーソン

環境・自然遺産大臣

ロバート・ヒル

通信・情報技術・芸術大臣

リチャード・オールストン

雇用・職場関係・中小企業大臣

ピーター・リース

家族・地域支援大臣兼
女性の地位問題首相補佐大臣

ジョスリン・ニューマン

国防大臣

ジョン・ムーア

保健・高齢者介護大臣

マイケル・ウールドリッジ

財務・行政大臣

ジョン・フェイ

教育・訓練・青少年関係大臣

デービッド・ケンプ

産業・科学・資源大臣

ニック・ミンチン

司法長官

ダリル・ウィリアムズ

農業・水産業・林業大臣

マーク・ベイル

移民・多文化関係大臣兼
調停問題首相補佐

フィリップ・ラドック


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